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これもおかしい。県議選は選挙公報がないっ!

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またもや県議選挙ネタ。
気づかない方も多いかもしれませんが、新潟の県議選挙には選挙公報がありません。
選挙公報とは全候補者の名前、写真とともに主張や政策、経歴などを記載した紙面です。
選挙戦の中日くらいに新聞に折り込まれたりしてくるあれです。公報は有権者が候補者を選ぶ際の重要な判断材料といわれています。地方議員選挙はチラシも巻くことはできません。文書による選挙運動は定められた掲示板にポスターを貼ることと選挙ハガキを8000枚(県議選)出せるくらいです。ポスターはどうしても顔と名前を知ってもらうところに力点が置かれてしまいますし、ハガキは限られた人数のみです。それだけに全有権者を対象とした公報は重要です。

国政、知事、市長、市議選、みんなあります。なぜなのでしょうか。
7年前にもおかしいと議会に陳情が出されてこの議論があったそうですが、県土が広くて配布が行きわたらず不公平になるなどの理由で結局実現しなかったそうです。当時のことは定かではありません。ずーと長い間放置されてきたのはのは「なるべく有権者の目に触れないように、新人が目立たないように・・・」ということなのだろうかと穿った見方をしてしまうのは私だけでしょうか。不健全な匂いを感じます。

この件に関して私は先の9月議会の常任委員会で担当課に質問しましたが、技術的、物理的に不可能ということはない、議会の意向があれば発行できるとの答弁でした。発行しないほうがいい理由はすでに何もないでしょう。県は費用を約3,000万円弱と試算していますが、県議一人削減すれば約1,800万円浮きます。今、議員定数を前回より8人も減らそうという議論も出ているわけですから、費用はその一部を当てると考えても財政的に無理はないものと思います。

有権者にとっては選挙の判断材料として当然あったほうがいいものです。

3年前私は自分が初めて選挙に出るときになって初めて知りました。導入に向けて今議会で提案をしています。小さいことかもしれませんがひとつひとつ実現につなげていきたいです。

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2006年12月08日 18:20に投稿されたエントリーのページです。

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