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ついに動いた県議選新区割り

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新聞報道等でご存知の方も多いと思いますが、ついに次期県議選挙の区割り問題が動きました。最後まで議会内で態度を変えなかった自民党が「耐え切れずに」方針転換したのです。

しかし、あたりまえのことなので、喜ぶというより、淡々と受け止めています。
 
正式にはまだ決まったわけではなく、この12月議会の最終日で決着がつく見通しです。今は自民党の提案が各党派に伝えられ、議論が行われている最中です。また合わせて定数の見直しも行われており、各党様々ですが私達の会派(民主党系みらい)は現61から56程度への削減を主張しています。
 
この一連の騒動から得た教訓。少数でも圧倒的な正論は勝つということ

気がつけば実現まで2年以上も経ちました。新選挙区がスジだろうと一貫して主張してきたのは我が民主党系会派「みらい」とわずかの数の議員でした。少数の悲哀も十分味わってきました。しかし私達の声は、県内市町村長・議長・議会、更には多くの県民の世論のうねりとともに、自民と結託してきた社民等の転換を促し、最後は議会を包囲して事態を突き動かすことができたのだと思います。

そして、県民の立場に立ちきって考え判断することの大切さ
 
議員は自分の選挙のこと、保身を考えれば判断がズレてくることもあるでしょう。選挙のやり方が変わるということはこれまでの有権者との繋がり、新選挙区への不安など考えればつらいものです。これが現職の本音でしょう。しかし、より重要なのは、ときにはやせ我慢して、歯を食いしばってでもスジを通すことではないでしょうか。今回あらためて考え、意識したことを忘れずに自らの糧としていきたいと思います。

<県議選区割り問題とは>
合併が進み三年前に比べて、県内の市町村数は111から35、約3分の1に。これに合わせて選挙区割りを見直すのがスジだが、県議会は多数決で旧来の市町村単位の枠組みでの実施を決め、議会内外からお手盛りだと批判を浴びていた。

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2006年12月04日 06:54に投稿されたエントリーのページです。

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