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「発見」の精度を高める対策とは

 産業経済委員会、本日は農林水産部。冒頭で宮崎県の口蹄疫問題に関連して県の対応や対策について説明がなされました。県でも現在口蹄疫対策のマニュアルの策定中です。
 私が質問で指摘したのは、対策において重要だといわれる初動対応、なかでも早期発見の部分についてです。
 事前防止、「疑い」を含めて被害を確認した後の対策については様々なことが示されていましたが、私が指摘したのはその間の部分。つまりどうしたらいかに素早く「発見」、「疑いをもつ」ことができるのか、という点です。説明ではこの点に触れていない。今回の宮崎の事例をみると3月末に後に感染していたことが判明する水牛を診察しながらも口蹄疫との疑いを持つまでに至らず、採取していたサンプルを検査に出して判明するのが4月20日頃。10年前の同じ宮崎の事例では今回よりも早い段階で疑いを持ち対応したとのこと。疑いを持たないことには対策が始まりません。
 現在県からも専門家を派遣したり支援を行っていますが、今回の例を教訓に県としても今後に備え万全な対策に努めてほしいことを要望いたしました。

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2010年06月20日 22:15に投稿されたエントリーのページです。

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